今、ベネズエラのことが気になっているのだけど、地理に疎い私はベネズエラがどの辺にあるのかもわからない。
というわけで、早速調べてみた。
コロンビアやブラジルのお隣なんですね。なるほどー。首都はカラカス。
1539年にスペインのヌエバ・グラナダ副王領の一部になる。1811年にベネズエラ共和国として独立するも、翌年地震により崩壊。1819年に大コロンビアの一部として独立し、1830年にそこから分離して単独のベネズエラ共和国になる。
20世紀に入るとマラカイボ地方で石油が発見され、産油国として経済を発展させる。第二次世界大戦後はアメリカ資本がベネズエラに進出する。
1973年の第一次石油危機をきっかけに、石油産業を国有化するも、国営石油会社が利益を独占したために貧富の差が拡大。
1980年代には緊縮財政によるリストラ、民営化、規制緩和、外資導入を進めたため、格差はますます広がる。
1989年、市民の不満が爆発し、大暴動(カラカス暴動)が起きると軍が出動してこれを鎮圧。約1千人が殺される。しかし、鎮圧する兵士たちも貧しい家庭の者が多く、次第に市民たちを支持するようになり、1998年の大統領選挙では「貧者の救済」を掲げて立候補したチャベスが当選。
翌1999年、大統領に就任したチャベスは民主的革命を宣言し、石油の利権を国民に分配するための国家機構の変更に着手。国民投票で新憲法を制定し、国名を「ベネズエラ=ボリバル共和国」に変更した。
新憲法に基づく2000年の大統領選挙でも、チャベスは再選。格差是正のための様々な政策を行うが、2002年、アメリカと財界に支援された親米派将校がクーデターを起こし、チャベスを軟禁するも市民の抗議活動が起きる。また、他のラテンアメリカ諸国もクーデターを批判。結果、クーデターは失敗し、チャベスは大統領に復帰する。その年の国連総会では、アメリカのブッシュ大統領を「悪魔」と非難している。
チャベスは2009年、大統領の任期を無制限にするための憲法改正を国民投票で通過させるが、2013年にガンで死去。副大統領のマドゥロが政権を継承する。
う~む、ニュースで見聞きしているはずなのに、全く覚えていないという・・・
たまに調べてみなければ・・・