のんびり過ごした昼間に比べ、夕方はやや多忙。 まず、ソウル在住の友人・Ｄ氏、こちらに滞在中のＮさんと光化門駅で待ち合わせ。 光化門広場でパククネ大統領の即時退陣を求める大規模な集会、それからキャンドルデモが開かれるのだ。 パククネ大統領が知人…

旅行３日目。 前日に聞慶まで行って疲れたのと、この日は夕方から色々な人と会う予定が入っているので、昼間はゆっくり過ごすこととする。 とりあえず食事を兼ね、散歩に出かけた。 まずは景福宮近くの通仁（トンイン）市場まで。 ここは最近、チケットを買…

朴烈記念館で展示を見た後は、タクシーを呼んでもらいバスターミナルまで戻った。 実は帰りもバスで･･･と思い、最寄りのバス停まで歩いたけれど、バス停には時刻表も何もなく、一体何時のバスがあるのか、何番のバスに乗ればいいのかわからず、再び記念館に…

金子文子のお墓をお参りした後は、朴烈記念館の展示を見学した。 展示室は１階と２階にあるが、１階の展示は大部分が金子文子に関する資料だった。 金子文子の書いた文章を韓国語に訳したもの 原文は「私は日本人ですけれども、日本人が憎くて憎くて腹のたぎ…

実のところ、私は金子文子に関してそれほど思い入れがあったわけではない。 大逆事件で獄死したことは知っていたが、彼女がどんな主張をしていたかは漠然としか知らなかった。今回、旅行前および旅行中に彼女に関する本を読み、改めて彼女の主張を知った。 …

朴烈の記念館は思っていたより、ずっと大きな建物だった。 管理しているのは社団法人で、韓国だけでなく日本からの出資もあるようだ。 金子文子の墓地は門をくぐってすぐのところにあった。 金子文子は1903年、横浜で父・佐伯文一、母・金子きくのの間に生ま…

親切なハラボジやギサニム、乗客の皆さんのおかげで、どうやら朴烈義士記念館（박열의사기념관 パギョル（=パクヨル）ウィサキニョムガン）へたどり着ける目途がついてきた。 バス停から記念館までは1.3キロ。この日は天気がよく、風はとても冷たいけれど日…

韓国旅行２日目。今日は慶尚北道聞慶（ムンギョン）へ行く。 行き先は朴烈（パクヨル）義士記念館。この敷地内に金子文子のお墓があるのだ。ソウルから聞慶までは、高速バスで約２時間。 出発はソウル高速バスターミナルか、東ソウル総合バスターミナル。 前…

ホテルにチェックインして一休みをしたら夕食。 いつも大体一人旅なので、食事も当然一人で取ることが多いのだけれども、今回は違っていた。 友人のＫさんが現在仕事でこちらに滞在中なので、会う約束になっているのと、同じく友人のＭさんが同じような日程…

今回は仁寺洞にある세림호텔（セリムホテル）に宿泊。 以前から韓国旅行情報のサイトでよく見かける、日本人観光客に人気のリーズナブルなホテルだ。日本円で１泊４千円程度。 仁寺洞のメインストリート・インサドンキルの真ん中あたりから一本路地を入った…

年末年始のお休みを利用して、４泊５日で韓国旅行。 今回はソウルを起点に、慶尚北道聞慶（ムンギョン）に足を伸ばす計画だ。 聞慶には日本人女性・金子文子のお墓がある。 金子文子は1923年関東大震災の年、天皇暗殺を企てたという冤罪により死刑判決を受け…

ＤＶＤをレンタルして観ていたドラマ「蒼穹の昴」全8巻を、ついに昨日で観終わってしまった。浅田次郎の小説が原作の日中合作ドラマで、2010年９月から11年３月までＮＨＫで放送されていたそう。清朝末期の中国が舞台なので、登場人物はほぼ中国人。その中で…

ＫＢＣシネマで、ヤン・ウソク監督の「弁護人」を鑑賞。主演は韓国映画に欠かすことのできない名優ソン・ガンホ。いわゆるイケメンではないけれど、コメディからアクションまでどんな役でも自在にこなす、非常に幅の広い俳優だ。「弁護人」では盧武鉉大統領…

KBCシネマで、ジッロ・ポンテコルヴォ監督の「アルジェの戦い」を鑑賞。1966年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品で、製作から50年となる今年、デジタルリマスター、オリジナル言語版が劇場公開されたのだ。舞台は1950年代、フランス植民地下のア…

ＴOHOシネマズ天神にて、テイト・テイラー監督の「ガール・オン・ザ・トレイン」を鑑賞。三人の女性の視点から描かれている。一人は離婚して孤独な生活をアルコールで紛らわせているレイチェル。もう一人はレイチェルの夫の不倫相手で、現在は妻の座に収まっ…

ビールと餃子でくつろいでいる内に、搭乗時間がやってきた。 旅行前、同じ上海経由で西安に旅行した人のブログなどを読むと、「飛行機が大幅に遅れて大変だった」という記述を度々見かけたので、覚悟していたけれど、幸い今回の旅行中にはそれはなかった。 …

機内食によるペース配分の困難に頭を悩ませながら、コッペパンをかじっていたら上海の浦東国際空港に到着した。 さぁ、乗り換えだ。 今回は浦東国際空港に到着したのが11時15分（遅れることなく到着）、福岡空港に出発するのが14時30分なので、時間的に余裕…

無事、３時間前に西安咸陽空港の国際線に到着した後は、搭乗手続き。 多少迷ったものの、大きなトラブルはなく、１時間ほどで搭乗ゲートにたどり着くことができた。 ここで時間に余裕を見たのが裏目に出てしまう。 出発まで２時間もあるのだ。 朝４時過ぎに…

３泊４日の西安旅行も終わりに近づき、帰国の日がやってきた。 帰りの飛行機は、西安咸陽国際空港を朝９時ちょうどに出発。 慣れない外国での手続きになるので、時間に余裕をもって３時間前には着いておく方がいいだろう。 ということで、ホテルのフロントの…

西安城墻を満喫（？）した後はホテルに戻り、一休み。 この時、ホテルでしておかなくてはいけないことがあった。 明日は日本に帰国するが、帰りの飛行機は西安咸陽国際空港を朝９時ちょうどの便。 兵馬俑博物館などを案内してくれたガイドさんから「セキュリ…

中国大陸の広さを甘くて見て、「これくらいなら30、40分だろう」と歩いてみたら、何と２時間もかかりましたとさ。 というわけで、南門の永寧門にたどり着きはしたものの、クッタクタ。 城壁に登る前にまず昼食。近くにチェーン店らしき麺屋さんがあったので…

西安事変記念館を観た後は、西安の街のシンボル・西安城墻（せいあんじょうしょう。城壁）へ。 西安の街をぐるりと囲んでいる城壁へは、南門の永寧門、東門の長楽門、西門の安定門から上がれ、自転車で走ることもできるようだ。 地図で見てみると、西安事変…

実は３日目の予定については大まかにしか決めていなかった。 西安城墻（せいあんじょうしょう。城壁のこと）は絶対観に行きたいけれど、それ以外はどこに行こう。 陝西歴史博物館がとても評判がよいようだけど、昨日、兵馬俑博物館などを案内してくれたガイ…

西安旅行も３日目に入った。 今日は現地ガイドは頼まず、丸一日一人で西安市内を歩き回る予定にしている。 まずは朝の散歩がてら、ホテル近くの路上で朝食を買う。 饅頭にスパム（のようなもの）と卵、キュウリを挟んだもの。 １つ６元。 ビニール袋に入れて…

西安はたくさんの観光名所を抱えている街だが、その中でも兵馬俑に並んで人気が高いと思われるのがこちら。 鐘楼 鼓楼 鐘楼から鼓楼へと続く道 右側に見えているムードのある建物は、多分ショッピングモール。 外から見ただけだけど、ブランドショップやレス…

どうにかこうにか地下鉄の切符を買い、無事に乗れたところで钟楼駅に移動。 地下道を通って地上に出ると目の前に鐘楼、５分ほど歩くと鼓楼がそびえたっているけれど、ライトアップされたエキゾチックな姿をご紹介したいので、ここでは割愛。 鼓楼のすぐ近く…

現地ツアーも終わり、一旦ホテルに戻って一休み。 朝から夕方までひたすら歩き回ってとても疲れていたけれど、私にはしなくてはいけないことがあった。 西安の誇る街のシンボル・鐘楼を見て回民街に行くのだ。 幸い、泊まっているホテルは地下鉄北大街駅まで…

清華池で風光明媚な中国らしい風景を堪能した後は、約１時間かけて西安市街地へと戻った。 この日のツアー最後のコース、大雁塔へ行くためだ。 西安市内にそびえるこの塔は、日本人には「西遊記」でおなじみの三蔵法師がインドから持ち帰った経典を保存・翻…

西安事件（中国では「西安事変」）は1936年12月に起きた、張学良による蒋介石の監禁事件。 満州を追われた張学良が、蒋介石を監禁して国共内戦の停止を迫り、抗日民族統一戦線を結成するきっかけとなった事件だ。 詳細はこちら http://www.y-history.net/app…

始皇帝陵を観た後は華清池へ。唐の玄宗皇帝が別荘地を作り、楊貴妃が温泉に入った場所だ。始皇帝陵からやや遠く、車で30分ほど移動。 入口ゲート前には楊貴妃と玄宗皇帝の浮かれた（ようにしか見えない）像が立てられている。 楊貴妃と玄宗皇帝の浮かれた像 …