旅と映画

行ったところと観た映画の個人的な記録

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

NO

福岡市総合図書館の映像ホール・シネラにて、パブロ・ラライン監督の「NO」を鑑賞。ピノチェト政権下のチリを舞台にした、実話に基づく作品だ。1973年にクーデターによって誕生したピノチェト政権は、公営企業の民営化、外国資本の直接投資などを進めて「…

金子文子は朝鮮語がしゃべれたのか?という疑問

韓国で6月に公開予定の映画「朴烈(박열)」の予告編を見ていたら、金子文子が朝鮮語でしゃべるシーンがあった。始め朴烈に日本語で話しかけるも、途中から朝鮮語で「우리 동거합시다(私たち、同棲しよう)」と言う。そこで疑問に思ったのが、果たして、金…

金子文子の自立性

塩からきめざしあぶるよ女看守のくらしもさして楽にはあらまじ 金子文子が獄中で読んだ歌の中で、私が最も好きな一首。彼女は獄中にあっても、社会の底辺でもがく人たちに寄り添い続けた。文子は予審の中で「朝鮮の方のなさる独立運動を思う時、他人のことと…