旅と映画

行ったところと観た映画の個人的な記録

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

未来を花束にして(原題:Suffragette)

KBCシネマで、サラ・ガヴロン監督の「未来を花束にして」(原題:Suffragette)を鑑賞。イギリスの女性参政権運動、とりわけWomen’s Social and Political Union(WSPU)の活動については既に投稿したのでここでは触れないけれど、女性参政権獲得のために…

イギリスの女性参政権運動、特にWSPUについて 3.

過激な活動が孤立を招き、世論の支持も失っていったWomen’s Social and Political Union(WSUP)だが、1914年、運動の転機が訪れた。第一次世界大戦の勃発である。WSPUは「戦争に勝利しなければ女性参政権も得られない」として、戦争協力に運動方針を転換す…

イギリスの女性参政権運動、特にWSPUについて 2.

さて、体制の問題や方針の違いから分裂したWomen’s Social and Political Union(WSPU)だが、その後も運動は拡大していき、1908年、大きな事件が起こる。この年にイギリス首相になったハーバード・ヘンリー・アスキスは女性参政権に反対の立場であり、首相…

イギリスの女性参政権運動、特にWSPUについて 1.

KBCシネマで、サラ・ガヴロン監督の「未来を花束にして」を鑑賞・・・する前に、イギリスの女性参政権運動についてザッと調べてみた。というのも、この映画の原題は「Suffragette」。女性参政権の意味で、中でも女性参政権獲得のために過激な運動をした人た…