旅と映画

行ったところと観た映画の個人的な記録

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ホモ・サピエンスの涙

KBCシネマで、ロイ・アンダーソン監督の「ホモ・サピエンスの涙」を鑑賞。好き嫌いのわかれる映画だろう。ストーリーらしいストーリーはなく、登場人物もバラバラ。日常の何気ない一コマを捉えたような断片的なシーンの積み重ねで構成されている。 例えば…

KCIA 南山の部長たち

KBCシネマで、ウ・ミンホ監督の「KCIA 南山の部長たち」を鑑賞。1979年10月26日、大統領の朴正煕(パク・チョンヒ)が政権ナンバー2の座にあった中央情報部部長・金載圭(キム・ジェギュ)に暗殺された事件を題材としている。映画の中では金載圭はキ…

ヒッチャー ニューマスター版

KBCシネマにて、「ヒッチャー ニューマスター版」を鑑賞。懐かしい映画である。公開は1986年。私がVHSビデオのレンタルで観たのは90年代前半だったろうか。当時、やおい(まだBLという言葉はなかった)好きの少女たちを熱狂させた作品だ。当然、彼女た…

国葬 粛清裁判

KBCシネマで、セルゲイ・ロズニツァ監督の「国葬」「粛清裁判」を鑑賞。「群衆」と題された3部作の内2本だ。どちらも過去のアーカイヴ映像を編集して一本の作品にする、アーカイヴァル映画という手法を取っている。「国葬」は1953年3月のスターリンの…