旅と映画

行ったところと観た映画の個人的な記録

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

有馬先生の授業

通信講座で受けている放送大学の授業「日本の近現代」は複数の講師によって授業が行われるが、有馬学先生(福岡市博物館館長、九州大学名誉教授)の回が毎回面白かった。 例えば、明治維新は「地域の人々にとってどのような出来事だったか」という視点から語…

否定と肯定

KBCシネマにて、ミック・ジャクソン監督の「否定と肯定」を鑑賞。 歴史学者デボラ・E・リップシュタットが、ホロコースト否定論者から訴えられた、実話をもとにした作品だ。 物語は1994年、アメリカ・アトランタ在住のリップシュタットが講演会を行うと…

「筑豊発 -日韓に架ける橋」「マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白」

日韓映画文化交流研究会の自主上映会にて、「筑豊発 -日韓に架ける橋」と「マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白」を鑑賞。 「筑豊発 -日韓に架ける橋」は福岡県飯塚市立幸袋中学校の放送部員が作った、18分の短いドキュメンタリーだ。 戦後間もない時期…

希望のかなた

今年の映画はじめに、KBCシネマでアキ・カウリスマキ監督の「希望のかなた」を鑑賞。 カウリスマキ監督の作品は、これまでにもあまり裕福でない、順風満帆とは言い難い人生を送る人たちに光を当ててきたが、今回の主人公はシリアから逃れてきた難民のカー…