旅と映画

行ったところと観た映画の個人的な記録

久しぶりの韓国旅行

 久しぶりに韓国を旅行した。最後に訪ねたのが2019年11月だから、4年ぶりだ。今回の行き先は釜山とその隣の蔚山

 私がパスポートを取って最初に旅した海外が釜山だった。というか、釜山に行くためにパスポートを取ったのだった。福岡からは高速船ビートルで気軽に行ける。多い時は2、3ヶ月に一回程度のペースで訪れていた時期もあるが、2016年以降はソウル経由で聞慶(ムンギョン)に行くことが増えた。私が最後に釜山に行ったのは2017年9月。実に6年ぶりということになる。

 この間に高速船ビートルは引退し、より大型のクイーンビートルが就航するようになった。ただし、今回は時間の都合によりクイーンビートルではなく、飛行機を利用。クイーンビートルはまたの機会に。

 これまでは釜山に行ったら国際市場に近いにぎやかな南浦洞(ナンポドン)に宿を取っていたが、今回は釜山鎮(プサンジン)に宿泊。釜山駅から地下鉄1号線で2駅、南浦洞にも近いが、静かで落ち着いた雰囲気だ。周りに適度に飲食店もある。初日はなつかしい南浦洞を散策した後、釜山鎮でチヂミなどつまみながらマッコリで一杯。

 

 

 なお、この画像は宿のすぐ隣にあった警察署。入り口のわきに記念碑が建っているのだが・・・

 

 揮毫しているのが朝鮮総督の南次郎で、嫌な気分になる。よりによって、警察署の門前にこんな記念碑を建てるかね。

 翌日はバスで蔚山へ。蔚山といえば、現代自動車やLG化学などの工場が立ち並ぶ工業都市として有名だ。だが、少し離れるとゆったりとした川が流れる、のどかな景色を見ることができる。

 

 

 

 

中央に写っている黒い点は水鳥の群れ

 

 

 

 

 

 

 

「ヘビ出没」

 

 

近くに架かる橋は1923年にかけられたもの

 

 

 16世紀末の壬申・丁酉倭乱(文禄・慶長の役)の際、加藤清正が築城した倭城の跡が残っているので歩いてきた。

 

 

 

 

 釜山に戻ったらホテルで少し休んだ後、南浦洞へ。古書店街を歩いて富平(プピョン)市場でオデンなどつまむ。特に印象に残ったのが「ユブポッタリ」(だったと思う)という具材。ユブは油揚げ。スンデにも使われている太い春雨などを詰めて煮込んだもので、日本風にいうと「春雨きんちゃく」だろうか。だしがよくしみていて身体が温まる。

 

 

古書店

 

 

 翌日は帰りの飛行機まで時間があったので、チャガルチ市場や龍頭山公園をぶらり。久しぶりの釜山を満喫した。